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ベルリン、壁の芸術 【2005年4月18日】

 このタイトルを聞いて読者は何を思い浮かべるだろうか。東西ベルリンを分断する壁に描かれていたベイント?、その残りであるウエストサイドギャラリーの壁画?、あるいは鉄道施設や住宅の壁にスプレーで不法に描かれた落書きだろうか。

G. Neuhaus作『フェニックス (Phoenix)』(1989年)

 ここで紹介するのは、芸術家が芸術作品として作成した壁画だ。場所は西ベルリンのシャルロッテンブルク地区、Winterstein Str.20 の建物の壁。その通りは、ベルリン・テーゲル空港からツォー駅(Bhf Zoologischer Garten) へと向かう路線バス X 9 の経路となっており、空港から出たバスは10分ほどでこの建物の前を通過する。進行方向を向かって左側に座っていると見えてくる。
 描かれているのは、建物の間から巨大な客船が・・、というモチーフだが、だまし絵風で面白い。場所はシュプレー川を渡ってすぐのところなので、運河からインスピレーションを得たものだろうか。壁画は、実際の建物のファサードをも効果的に取り込んでいる。89年の制作で、以来街行く人に「おどろき」を提供している。
 作者のゲルト・ノイハウス氏 (Gert Neuhaus) は、ベルリンの芸術高等専門学校 (HdK) (「高等専門学校 (Fach-Hochschule)」とは専門大学を意味し、日本語で言う「専門学校」とは違う。現在ではベルリン芸術総合大学 (UdK) となっている。)で学んだ後、60年代より活躍する壁画芸術家。ホームページによると現在までに45作品がある。作品は、下準備が完了した壁なら約4〜6週間で完成し、耐久期間は30年ほどということだ。【長嶋】


参考−ゲルト・ノイハウス氏 (Gert Neuhaus) のホームページ:
www.giebelmalerei.de(ドイツ語)
www.fassadenmalerei.com(英語)

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