ベルリン
グルーネヴァルト塔(Grunewaldturm)【2003年11月1日】
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レトロな市バス
レトロなバス
グルーネヴァルト塔への道
 地下鉄2号線テオドール・ホイス広場から、バスに揺られること20分あまり、ヴァンゼーへと続くハーフェルショセー通りのほぼ中間地点にグルーネヴァルト塔は位置する。
 ハーフェルショセー通りは、ベルリン西部の森林地帯を通る道で、自動車の走行速度は 30km/hに制限されている。夏には木もれ日の中を、秋には黄葉の中を心地よいカーブとアップダウンを繰り返してバスは進む。テオドール・ホイス広場を出発してヴァンセーへと向かうバスの右手の車窓には、ハーフェル湖が見え隠れする。ときには猪の親子を林の中に見つけることもあり、自然の豊かさを感じることができる。

秋のグルーネヴァルト塔
Grunewaldturm
グルーネヴァルト塔(Grunewaldturm)
 ハーフェル湖に隣接する高台に屹立するこの塔は、本来カイザー・ヴィルヘルム塔(Kaiser-Wilhelm-Turm)と呼ばれたもので、19世紀末にドイツ第二帝政(1871-1918)の初代皇帝ヴィルヘルム1世(1797-1888)の生誕100年を記念して、テルトー郡が建立したもの。塔が立つ丘の名前はカールスベルク。この丘にネオゴシック様式で建てられた塔には、丘から55m、湖面から104 mの位置に展望台があり、ここからはハーフェル湖と樹海のように広がるグルーネヴァルトの森が一望できる。
 塔のもとには湖を望むカフェーが設置され、週末は訪れるベルリン市民でかなりのにぎわいを見せる。夏には野外のテーブルで軽くビールで乾杯と言うのも気持ちが良い。暑い盛りにはビールをスプライトで割った「アルスターヴァッサー」も周りの風景にふさわしいだろう。
 塔の中には、初代皇帝ヴィルヘルム1世の立像が安置されており、この塔が国民的記念碑であったことを物語る。

【参考文献】
  • Georg Dehio Handbuch der Deutschen Kunstdenkmäler (Berlin) (2Aufl.), Berlin 2000.(記念碑、記念建造物に関する案内・解説)
  • Baedecker Berlin (旅行ガイドブック)
ハーフェル湖の湖岸
am Havelsee
周辺
 カフェーでくつろいだ後は、丘をハーフェル湖岸まで降りてみるのが良いだろう。湖岸は平坦な散歩道になっており、水辺の風景を眺めながらの散歩が心地よい。30分ほど北に向かって歩けば、シルドホルン(Schildhorn)に至り、ここからテオドール・ホイス広場駅へと戻るバスが出ている。ここにもカフェーがありバスの出発まで時間があれば休憩もできる。
 健脚派には、グルーネヴァルト横断のトレッキングも悪くない。森の中の道は良く整備されており、迷うことはないだろうが、森はかなり広大であるため、時間には余裕を見て、軽い飲物、食べ物を持って臨みたい。

行き方
 長距離列車が発着するツォー駅(Bhf Zoologischer-Garten)から地下鉄2号線(U2)でルーレーベン(Ruhleben)方面へ。6つ目のテオドール・ホイス広場(Theodor-Heuß-Platz)で下車し、218番バスでヴァンゼー(Wansee)方面へ。20分ほどでグルーネヴァルトトゥルム(Grunewaldturm)に到着する。バスは、30分間隔(冬期は1時間間隔)で運行されているが、帰りの時間をチェックしてから、停留所を離れるのが得策だろう。
 帰りは、ヴァンゼーまでバスで行っても、ツォーへはSバーンで容易に戻って来ることができる。バスの通るハーフェルショセー通りは、バスの車窓からだけでも四季折々の景色を楽しむことができる。市バス218番線は、動態保存バスも運行され、オールドタイマーファンにもお勧めできる。
 料金は通常の市内料金、ツォー駅からならABゾーン2時間有効の切符(2.10EUR)を購入する。もちろん1日券も有効。【長嶋】


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