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ベルリンに新しい壁が登場!! 【2004年2月29日】
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 ようやく壁が崩壊したのだから、今さらまた壁でもあるまい、と思うのだが、ベルリンに壁という会社がある。その名もWallAG。AGはドイツ語で株式会社のこと。ベルリンの壁の破片をお土産代わりに販売する会社かとも思ったが、待てよ、ベルリンの壁はMauerだぞ。Wallではない。Wallは英語か?


 実は、Wallは会社の設立者の名前であったのだ。元々はバス停の待合所など交通関係の設備を製造、設置する会社であった。しかし現在は、欧州でも広告会社の最大手のひとつに数えられるまでに成長した。
 それでは、Wall社はどういう会社なのか。Wall社成功の起爆剤となったのは、公衆便所である。City Toiletteと呼ばれる有料公衆便所は、Wall社によって無報酬で設置される。その代わり、自治体は場所を無償で提供する。つまり、公衆便所を設置してあげるから、所場代はただにしてということだ。公衆便所のメンテナンスもWall社によって行われる。まさか、公衆便所の使用料だけでビジネスになるはずがあるまいと思われるが、まさしくその通り。Wall社の賢いところは、自社で設置した公衆便所の外側を広告用に流用したことだ。つまり、自社で新しい壁を作り出して、それで広告の所場代を稼いでいるというところが味噌なのだ。最近では、公衆便所の外壁に公衆電話が設置されているものもある。


Wall社の公衆便所


 元々ベルリンには、広告支柱というのがあった。太い円筒状の柱を立てて、その周りを広告用に利用したものだ。その伝統は現在も残っており、街の隅々に広告支柱が見られる。
 Wall社のビジネスコンセプトのルーツは、この広告支柱にあったのだ。最近では、支柱に熊が冬眠でもしそうな開口を設けて、そこにインターネット接続や電話などができるIT装置を設置したe-INFOという支柱も登場した。もちろん、支柱の壁は広告用に利用される。


伝統の広告支柱
e-INFOの支柱

 また、バス停にもこのe-INFOの装置を設置してインタネット接続や電話ばかりでなく、交通情報を入手できるようにしたe-バス停のようなものも登場した。


バス停のe-INFO装置
バス停の壁も広告に利用


 公衆便所に話が戻るが、この公衆便所はバリアフリーで、車いすを利用する障害者も利用できるようになっている。使用料は50セント(約70円)。
 ただちょっと気になるのは、この公衆便所は電子ロック式だということだ。中に入ると、自動的にドアが閉まって電子ロックされる。利用者が用を足して開ボタンを押せば、ドアは自動的に開くようになっているのだ。
 しかし、待てよ。最中に電子系統が壊れて自動的にドアが開いてしまったら、どういうことに。。。?まあ、ドイツの技術を信じるか、信じないかは利用者次第ということか。
 でも、ドアが開かなくなったら。。。?そりゃ、臭い関係になるしかないだろう。
【fm】



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