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指一本でキャッシュレス・ショッピング 【2005年3月30日】

 キャッシュレス・ショッピングなんて今では珍しくもないが、カードもサインも暗唱判番号もいらないとしたら、まだまだ注目に値する。ドイツのスーパーマーケットチェーン、エデカグループ (Edeka) が採用したのは、指紋による認証システム digiPROOF。食料品小売業のなかで指紋認証システムが採用されるのは、世界初。顧客は、自分の指紋をあらかじめ登録し、レジでは指一本で本人確認が行われ、購入額は後日、銀行口座から引き落とされる。ヨーロッパでは、キャッシュカード(EC カード)による支払いシステムが普及しているが、digiPROOFは、その際のカードとサインないし暗証番号を指紋一つで置き換えたようなものになりそうだ。
 カードに加えて、煩わしいサイン記入や暗証番号入力、そしてときには身分証明証まで提示しなければならない現行のカード支払いシステムに比べれば、支払い時の手間、そしてそれに要する時間は半分以下になるだろう。ということは、土曜日のレジ前の長い行列も少しは短くなって、私のイライラも少しは解消されるということか。しかし良いことばかりとは限らない。信頼性、悪用防止は大丈夫なのだろうか。たしかに指紋認証なら、カードをなくしても、指先をなくしでもしない限り、暗証番号やサインを他人が使うことはないのだが。
 このシステムを開発した企業 it-werke によれば、このシステムは指紋の画像そのものを登録するのではなく、指紋の特定の位置を数学的に処理しデータを保存するので、データ保護の観点から見ても全く問題ないということだが・・。
 digiPROOF は、現在 Edeka のリュルツハイム (Rülzheim)(ラインラント=プファルツ州)の店舗でのみ試験的に運用中だが、結果が良ければ将来は他でも採用し、全支払いの15%程度がこの指紋認証システムで行われる「だろう」ということだ。
 ただこの予測には、支払う側がこのシステムを受け入れるかどうかということは、まだ考慮に入れられていないようだ。【長嶋】

参考:
it-werke:www.it-werke.de
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