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Made in Germany
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マルチメディアを使ってタイムトリップ(時間旅行) 【2007年4月11日】(2007年5月22日一部修正/23日写真追加)

 海外旅行か国内旅行かを問わず、ある街や観光地に着き市内遊覧の定期観光バスや団体旅行の貸し切りバスを利用することは珍しいことではない。観光地にもいろいろとあるが、名所旧跡をバスに乗って巡ってみると、必ずと言っていいほどその起源、歴史的な由来が説明される。日本でならバスガイド、国外なら現地日本人ガイドによるものだろうか。
 すると・・、ここでうとうとと眠くなってしまうお客さんと、ますます目を爛々と輝かせる乗客と二手に分かれる、というのは経験上わかっているのだが、前者のお客様にはしばらくお休み頂くとして、今回は後者向けの「Made in Germany」を紹介したい。
 歴史に関心のある方は、由緒、歴史の話になるとガイドの説明に耳を傾けると同時に、車窓に映った対象物に自分ながらの歴史フィルターを重ねていることも多いはず。例えば、建物の竣工当時は、その両脇の建て増し部分はなかっただろうとか、復興や改修以前の荒れ果てた状況はどうだったのだろうとか、都市が城壁で囲まれていた当時の様子、凱旋門を軍隊が通過するときの様子などをそれぞれ思い浮かべていることだろう。歴史好きには至福の瞬間かもしれない。
 しかし中にはそのような想像だけではもの足りず、持ってきたガイドブックを広げて往時の写真や絵を探す観光客もいるはず。そんな「もうちょっと」を遊覧に統合したサービスがドイツにはある。
車内の様子
(ブランデンブルク門付近にて)
 「Zeitreisen-Shuttle(ツァイトライゼン・シャトル)」、つまり「時間旅行シャトル」と呼ばれるバスツアーがそれだ。これは液晶モニターを備えたバスに往時の写真、映像を映し、あるいは過去の音声をオーディオで流して、乗客に車窓外の対象物に重ねあわせてもらおうというもの。
 このコンセプトを実現したのはベルリンの zeit reisen(ツァイトライゼン)社。経営者の一人であるアルネ・クラスティンク氏は、副業として観光客や企業を相手として歴史を「経験」させるツアーを開始し、その協力者であるアンドレアス・ダーレンドルフ氏ととものビデオバスツアーを実現した。現在はベルリンとハンブルクを中心にこのツアーが行われているが、ベルリンでのものは依頼を受けて行われる貸し切り遊覧だあるのに対し、ハンブルクでのものはバス会社 JASPER 社と提携した定期運行。  ドイツの観光ガイドブックを見ると、歴史の説明が、ちょっとした歴史概説書並みに充実していることもあり、ドイツ人旅行者はその説明をよく読む。この点は、どうやって行けばいいのか、何を食べ、それにはいくらするかといった How-to 的な記述が幅を利かせている日本のガイドブックと大きく異なる。そんなドイツ人の歴史好きが現代のマルチメディア技術と融合した結果、こんなサービスを生み出したのかもしれない。これも Made in Germany ではないだろうか。【長嶋】

参考リンク:
zeitreisen 社
ビデオ・バスツアー
JASPER 社



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