はじめに

 このシリーズでは、ベルリンの各所に置かれた「偉人」にスポットを当て、その人物とそこに建立された経緯、変遷を紹介します。「ベルリンの」といってもベルリン人とは限りません。他の地方や国からベルリン、ドイツに来て有名になった人物や、中にはベルリンには来たことのない人も登場するかもしれません。ただ「ベルリンに像が建っている」という共通項でそれらの人物を紹介して行きます。


 そしてここで紹介するのは「偉人」です。偉人というのは因果なもの。像にされるほど「偉い」と言ってくれるのは、それを支持し、立場・考えを同じくする人たちだけで、逆の立場に身を置く人にとってみれば、極悪非道の限りを尽くした人物だと評価されることだってあるでしょう。しかしそれでも一応、ベルリンに像が建っているのでしょうから、だれかが「偉い」と認めて、街の人たちもそれをなんとか許容しているということです。このバランスをたもって像は建っています。
 さてどんな人物がどこの街角に立っているのでしょう。そんな有名人を通してベルリンのコスモロジーを感じて頂くことが、このシリーズの目標です。【2004年4月17日】【長嶋】

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