私の住むベルリンの部屋は、中庭に面しています。ロの字型の建物の中庭なので、四角く区切られた空をのぞいて、閉じられた空間です。入居したときには、天気が悪くて暗い日には気持ちが沈むかなと心配していましたが、そうでもありません。中庭の大きな白樺の木が四季折々の表情で、狭い空間に彩りを与えてくれ、閉じられた空間であっても時間は外の世界と繋がっているのを感じます。今日のベルリンは雪が降り、白樺の木にも冬の花が咲きました。
 forum bmkのサイトも、今のところ閉じられた空間みたいなものです。それでも中庭の白樺の木のように、四季折々の表情で、読者に楽しんでもらえるように努めています。(2005年1月24日)【長嶋】