ベルリン
ベルリン国際映画祭
【2004年2月5日】
毎年恒例の
国際農産物見本市(IGW)
が終わると次の恒例行事は、ベルリン国際映画祭、ベルリナーレ。寒さの残るこの季節、ベルリン市民はこれらの恒例行事を楽しみにしている。
しかし映画祭を楽しみにしているのは、映画好き、お祭り好きの市民ばかりではない。ベルリンに取材陣や映画鑑賞の訪問者を引き込み、本格的な春の到来までに一稼ぎしたいホテル、レストラン業界も、そしてそこからの税収で冷えきった財政状況を少しでも温めたいベルリン市政府も楽しみにしていることだろう。
新聞報道によれば、ジャーナリストが3500人あまり、また映画関係者(映画業者、製作者、俳優、監督等)が16000人あまり、そしてあまたのファンや追っかけもこの期間中にベルリンを訪れる。ベルリナーレ訪問客は、一般観光客よりも財布のひもが緩いとか。
ベルリナーレがもたらす経済効果は、税込みで3000万ユーロに上ると言う。ベルリン市とブランデンブルク州は、この地域での映画政策に750万ユーロを助成しており、映画産業の支援にも余念がない。
昨年度は「千と千尋の神隠し」が金熊賞に輝いたが、今年はどうなるだろうか。日本映画の活躍も期待したい。【長嶋】
ショッピンブモールでの飾り付け
前売券購入のための行列。
インターネットでの注文も可能だが、手数料がかかる。
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